会社が見える、経営に活かす会計講座(m)

なぜ在庫削減が必要なのか、という素朴な疑問から話をはじめます。
普通に考えて商売を大きくしようとする場合、それなりのボリュームの在庫を準備しておくことはとても大切なことです。
せっかくお客さんが買いに来ても、「申し訳ありません。品切れです」
ということになれば、ライバルにお客を取られてしまいます。
こうした「売り損じ」に敏感になった経営者や営業マンは、常に品切れを起こさないように心がけるあまり、過剰な在庫を抱えがちです。この在庫が持つ会計上の意味を考えてみましょう。
1.「キャッシュフロー計算書で真の経営判断ができる」
2.「資本利益率をモノサシに効率的なリストラを実行する」