戦国武将のリーダーシップ4

鍋島直茂
「大事の思案は軽くすべし」
鍋島直茂は「葉隠」で知られる肥前佐賀藩の藩祖です。
戦国の初期、豊後の大友、薩摩の島津両豪族と三つ巴で九州の覇権を争った肥前竜造寺隆信を助けて家老戦をつとめました。
隆信が天正12年(1584)有馬を攻めて来援した島津軍と戦い討死した後、子の政家には跡を継ぐ器量がなかったため、肥前一円の実権はおのずから、武略・識見とも秀れた直茂の毛中に入りました。直茂40代後半のことです。
のちに、秀吉に仕えて朝鮮の役で武功があり、関ヶ原の役では子の勝茂が西軍についたため窮地に立ったが、家康に詫びて取潰しを免れ、幕末まで西南雄藩の一つとして聞こえる家名を残しました。
鍋島直茂
「大事の思案は軽くすべし」
加藤清正
「人はほめて使え」
徳川家康
「人の一生は重き荷を負ふて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず」
「思い切った諫言をする者こそ大忠臣である」
長宗我部元親
「多芸を欲張らず一芸に熟達せよ」