中堅幹部の実務 こう実行しよう 経理編

経理部長へ
資金繰り表チェックの勘どころ
企業にとって資金繰りは”待ったなし”です。明日の1億円より今日の100万円が企業の死命を制します。したがって入念な資金繰り表をつくらなければなりません。
そして、経理の一人よがりではなくて、入金予定については営業担当部門と、支払予定については仕入担当部門と綿密な相談をしながらつくるのがコツです。
中小企業では資金繰りの直接責任者は経理部長です。経理部長は他の仕事は部下に任せても、資金繰り表だけは自分でつくってみることが必要です。仮に部下につくらせたとしても、それをチェックするコツを会得していなければ経理責任者とはいえません。